紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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  <紀伊半島の巨木を訪ねる>

 三重県津市美杉町八知比津の東平寺のシイノキ樹叢

  三重県津市美杉町八知比津の東平寺は、美杉町を走る県道15号線から名松線比津駅付近から県道666号線に入って300m程のところで左道に折れて少しのところにある。

  東平寺境内には古くからの墓地があり管理されている。東平寺境内の駐車場の裏手は低い崖になっていて、その上に、5本のシイノキの大木が並んで生育している。三重県教育委員会の「指定文化財一覧」の県指定天然記念物の記載には、五輪塔を囲むように10本の幹廻り4〜5mのシイノキがあり、いずれもスダジイとされている。一方、環境省の「日本の巨樹/巨木林 東海版」ではツブラジイと記載されている。筆者は、樹木の分類に不案内であるが、今後、現地での観察を重ね、図鑑を紐解きながら確認していきたい。美杉町の山々は、今ではスギやヒノキの人工林に覆われているが、太古の時代にはシイノキ、カシなどを含む照緑樹林の森林地帯であったことが想像される。
 
(写真をクリックすると拡大します)
東平寺境内の駐車場の背後の低い崖の上には、6本のシイノキ(スダジイ)樹叢が生育している。ここに見えるのは、右手から4本目までの樹である。
上記の樹叢の1番右に見えるシイノキの大木。
上記の樹叢の右から3番目のシイノキの大木。
上記の樹叢の右から4番目のシイノキの大木。
最も左手に見える(6番目)シイノキの大木。

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